
祖父母の家で見つけた古銭
祖父が亡くなりました。祖母はもう二年前に亡くなっているので、祖父母の家には誰も住む人がいません。
そのため、母と二人で祖父母の家の整理に行きました。誰かが住むようになるか、売りに出すかはまだ決まっていませんでしたが、綺麗にしておきたかったのです。
祖父母の家にはとても古いものが多く、壺や花瓶、着物など古いものがいっぱいありました。私はそれらを今まで見てきたので知っているのですが、もう主人がいないので、どれもとても寂しそうに見えました。
そしてある小さい箱を見つけたのです。かなり年季の入っている箱で、そっと開けてみると中にはなんと古銭が入っていました。一個や二個ではありません。何枚も入っており、今まで見た事のないものばかりで、私も母もとてもびっくりしました。
どれも高価そうで、とても興味深いものだったのです。
日本のお金には違いないのですが、どれがいくらなのか読めなくなっていて、私は早速買取店に持って行きました。
どれほどの価値のあるものか、とても気になったからです。
見た事のないような古銭がいっぱいあったので、きっとかなりの価値があるはず。と思いながら、査定をしてもらっている間は、お茶を飲みながら本を読んで待っていました。
そして出た結果を見てとても驚きました。かなり古いものだったみたいで、全部まとめて、なんと十八万円になったのです。この査定額を見て、私はとてもびっくりしました。
でも祖父母が大事に持っていた古銭なので、売ろうかどうか、かなり迷いました。この古銭は、祖父母の思い出の品になるのに、それを売ろうとしている私はいけない事なのでしょうか。
そんな古銭はどれも価値のあるものばかりで、どれも欲しがっている人がいます。それなのに全く興味のない私が持っていていいものなのか。。。という考えになり、おもいきってこの古銭たちを買取ってもらうことにしました。