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最終更新日:2018年04月22日

戦時期の古銭達

趣のある町

今では使われなくなった古銭。
その希少性から収集の対象とされ、今も多くの収集家の間で頻繁に取引がされています。
ものによっては額面よりも高く取引され、価格の上昇を見込んで投資の対象にする人もいるそうです。

しかしそうした古銭の多くは、かつて人々の生活と共にあったものでした。
日常生活で使われ、時代と共に移ろいゆく貨幣。その移ろいゆく姿を追っていくと、その時代背景が見えてきます。

昭和12年、支那事変の影響によって、ニッケルや銅などの軍需用金属の需要が急速に高まりました。
これらの金属は、それまでの硬貨としても使われていたものです。国内ではほとんど産出せず、輸入に頼っていた資源でした。

こんな背景から、使用を差し控える為に施行された法律が、臨時通貨法です。

貨幣法で定められた貨幣の代わりに、臨時補助通貨を発行すると言う法律です。
この法律により、臨時的に調達が容易な金属による貨幣が鋳造されました。

当初の想定は臨時の代替硬貨です。支那事変終了後、一年間だけの時限立法として、その後は元に戻す想定でした。

ところが日本はその後、大東亜戦争に突入し、ますます金属資源の需要が高まります。そのような時代背景から、この頃の硬貨には、戦時体制化でも調達が容易で、いざと言う時に兵器への転用も容易な物が選ばれます。

こうして作られた臨時補助貨幣は、その後実際に兵器へと転用されていきます。

ニッケル製の十銭、五銭硬貨は兵器へと転用され、一銭黄銅貨は電線や弾薬に使う銅材として転用されました。

その後発行された硬貨は、アルミ製のものが占めるようになり、硬貨自体の大きさも随分小さく、貧相なものへと移り変わっていきます。
そのアルミ硬貨さえも航空機素材へと転用が進み、貨幣としては、あまり適さない錫を用いた硬貨が作られるようになります。

敗戦色が色濃くなり、連合軍に制空権と制海権が奪われると錫の調達もできなくなり、最終的には陶貨幣の試作まで行われました。陶貨幣は実際に作られることはないまま、日本は終戦を迎えます。

この混乱の時代に使われた古銭達。こうした背景を知った上で見てみると随分印象が変わって見えてきます。

大日本と国号が打たれながらも、痛々しいまでに小さくなった姿に、この時代の苦労がにじみ出ているように感じます。

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